
クラウドワークスで案件を探していると、
「選考のために、作品を提出してください」
といった無報酬テストに出会うことがあります。
実はこれ、ガイドラインで禁止されている行為です。
引き受けてしまうと時間の無駄になるだけでなく、作品の持ち逃げにつながってしまいます。
この記事では、初心者の方のために無報酬テストの見分け方・断り方・注意すべき案件の特徴 を、初心者向けにわかりやすくまとめました。
安全にクラウドワークスの案件を進めるために、ぜひ参考にしてください。
▼公式の利用規約はこちら
▼公式の仕事依頼ガイドラインはこちら
※本記事はクラウドワークスを安全に利用するための情報提供を目的としています。特定の案件・個人・企業を批判するものではありません。
目次
- 無報酬テストとは?
- クラウドワークスでの規約と禁止事項
- 無報酬テストが推奨されない理由
- 無報酬テストのリスクと注意点
- 無報酬テストが発生しやすい案件ジャンル
- 無報酬テストに遭遇したときの対応策
- まとめ
- 参考リンク
無報酬テストとは?
この記事で扱う無報酬テストとは、採用選考と称して、無報酬で作品を作らせる案件の事です。
例えば、ライター募集の案件で「●●をテーマに1000文字書いてください。」などがよくあるパターンです。
クラウドワークスでの規約と禁止事項
無報酬テストは、仕事依頼ガイドラインで明確に禁止されています。
仕事依頼ガイドライン
・すでに作成済みのサンプルやポートフォリオの提出ではなく、報酬なしまたは基準に満たない場合は報酬を支払わないなど、無報酬でのテストライティングやサンプル作成を示唆する依頼
(その他、弊社が不適切と判断する仕事 より)
さらに、利用規約でも「仮払い前の作業」は禁止されています。
利用規約
(31) プロジェクト形式において、仮払いが完了される前に業務を依頼する行為、又は業務を開始する行為(但し、後払いを認めたクライアントの場合は、業務委託契約を締結する前に業務を依頼する行為又は業務を開始する行為)
第23条 禁止事項 より
選考テストのための制作は仮払い前に行われるので、規約違反に該当します。
このように、ワーカーの労働を正当に評価しない不当な行為として、クラウドワークスの規約で厳しく禁止されています。
無報酬テストが推奨されない理由
利用規約で禁止されている理由には、3つの理由が考えられます。
1. ワーカーの権利保護
クラウドワークスでは、労働には対価が支払われるべきという理念があります。
報酬を支払わずに作業をさせる依頼は、ワーカーの権利を侵害するため禁止されています。
2. 不正な利用防止
無償でテスト作品を集めた後、勝手に公開するなどの悪質なケースを防ぐ目的もあります。
3. 公正な取引環境の維持
適正な報酬の支払いが保証されることで、依頼者とワーカーの信頼関係が築かれ、トラブルの発生を防ぎます。無償作成が許されると、こうした公正な取引が成り立たなくなってしまいます。
このように、無償でのテスト作成はワーカーの権利を守り、健全な取引環境を維持するために禁止されていると考えられます。
無報酬テストのリスクと注意点
クラウドワークスで契約前に報酬なしで作業を行う無報酬テストには、ワーカーにとって大きなリスクがあります。
時間が無駄になる
報酬が発生しないため、どれだけ作業しても労力に見合う対価が得られません。
特に初心者は「経験になる」と思って受けがちですが、無償での作業は時間の損失につながります。
作品が持ち逃げされるリスク
提出した成果物を依頼者が勝手に公開・使用する可能性があります。
一度提出すると回収が難しく、作った作品やアイデアが不当に利用される危険があります。
WEB面接やフィードバックを口実に勧誘される
無報酬テストを名目に、WEB面接で批判的なフィードバックを受けたり、高額講座・サービスの勧誘をされるケースがあります。
精神的負担や金銭的リスクが発生するため、注意が必要です。
ワーカーとして安全に活動するためには、こうしたデメリットをしっかり理解し、慎重に案件を見極めることが大切です。
無報酬テストが発生しやすい案件ジャンル
無報酬テストは、特定のジャンルや案件タイプで特に多く見られます。
ライティング案件
ライティング案件では、記事作成やコピーライティングのサンプルを無料で作るよう求められることがあります。文字単価が低い案件や条件が曖昧な依頼は特に多く見られます。
デザイン・イラスト案件
デザインやイラスト案件でも、ロゴやバナー、アイコンなどのサンプル制作を無報酬で求められるケースがあります。提出物がそのまま使用されることもあるため注意が必要です。
手紙・メッセージ代筆案件
手紙やメッセージの代筆案件でも無報酬で作業を依頼されることがあります。個人向けの案件は条件の確認が難しい場合があり、特に注意が必要です。
無報酬テストは特定のジャンルに偏って発生しやすいため、まずはどの案件で多く見られるかを知ることが、リスクを回避する第一歩になります。
無報酬テストに遭遇したときの対応策
無報酬テストに遭遇した場合、ワーカーとして安全に対応するためには、自分の権利や時間を守ることが最優先です。
応募はしない!
無報酬で作業を求められる案件には、原則として応募しないことが1番の対処法です。
初心者の方は「実績のため」と、手当たり次第に応募してしまいがちですが、最低限のボーダーラインは持っておきましょう。
ポートフォリオで選考してくれる案件を探す!
ポートフォリオや過去実績をもとに選考してくれる案件を探しましょう。
そうすることで、無報酬テストのリスクを避けることができます。
時間や労力を無駄にせず実績を積むために、まずはプロフィールページとポートフォリオを充実させましょう!
どうしても応募したい場合、この3点を意識!
どうしても興味がある案件に応募する場合は、リスクを最小限にするために次の3点を意識しましょう。
-
「採用目的」か「持ち逃げ目的」かを見極める
採用テストの目的を知るために、クライアントの過去評価を必ず確認しましょう。
募集実績はたくさんあるのに契約者は…全て0人。
このような案件に応募し続けても採用されるとは思えません。 -
著作権の扱いを明確にする
提出する作品について、著作権を譲渡しない旨を明示しましょう。
無断で使用されるリスクを減らすことができます。 -
WEB面接での勧誘を断る強い意志をもつ
作品のフィードバックを口実に、WEB面接を迫るクライアントも多数報告されています。目的は講座への勧誘です。
作品の品質に関わらず、批判的なフィードバックをして、「もっと勉強した方がいい」「今ならお得に入会できます」といった手口です。
何を言われても動じず、勧誘は断る意志を持つことが大切です。
また、LINE誘導もされるようなのでそれも断りましょう。
無報酬テストが必要な案件は応募を控えることが最も安全です。
どうしても応募したい場合は、ここで挙げた3点を意識して取り組みましょう。
まとめ
クラウドワークスでは、仮払い前に作業を始めたり、無報酬でのテスト作成を行うことは規約違反になります。
ワーカーとして自分の権利を守るためにも、必ず仮払いが済んでから取り組んでください。
ルールを守って、安全にストレスなくクラウドワークスでの活動を続けていきましょう!
参考リンク
安全に案件を進める方法について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
▼仮払い前の作業は禁止!…「仮払い」ってなに?
「仮払い」とは?仕組みを初心者向けに解説▼「WEB面接」の危険性と対処法
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